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正露丸を飲みました。
僕の言う正露丸とは白い糖衣に包まれてぬくぬくと育ったような
生ぬるい甘ちゃんのことではなく、
あの茶色とも黒ともとれぬ正に『丸』と呼ぶに相応しい彼のことである。
ちなみに彼は歯痛にも効きます。

そんな彼に頼ることになったのは勿論、腹痛が僕を襲ったからであるが、
いくらヘソの辺りに鬱蒼と毛が生い茂っているわけではないとはいえ、
ヘソを丸出しにするような流行のルックスをしていたこともなく、
家族と同じものを食し、何ら原因となるようなものが思い当たらなかった。

しかし先ほどそれが判明した。
今隣にいる「せのびぃ(SENOBY)」である。
1,2週間程前からそこにいる彼は、冷蔵庫に入れられることもなく、
劣悪な環境にただひたむきに耐えていた。
そして、昨日そのキャップを開けた時、

「プシュゥ」

何かが抜けるような音がした。モチロン彼は無炭酸である。
そこに僅かな疑問を感じながらも飲んだ時、
セノビーというよりカルピスのような風味を味わった。
全く私的な表現を使うと、セノビーはカルピスというより
ローリーエースに近いという認識が自分にはあり、
そこで感じたカルピスに近い風味とは
そこに微妙な酸味が感じられたからだと推測できる。

先ほどそれに気付かずセノビーを飲んだ時、
やはり同じ酸味と供にほんの微量だが
舌を刺激するような感覚が訪れた。
そしてその後5分も経たない内に今度はあの腹痛が訪れたのである。

今もセノビーは僕の隣にいる。残量約100ml。
最後まで飲んであげられないことを本当に
本当に申し訳なく思う。

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