シャボン花の話

今からアメリカの教育番組で、シャボンの花がシャボンを作り、 飛ばすまでを撮影した映像を流します。もちろん英語なので、皆さんには ナレーションの原稿を和訳したものを配っています。ビデオを見ながら目を 通して下さい。え、1枚足りない?じゃあ横とかどっか余ってるとこが… ああ、そこ余ってた?うんうん、渡してあげて。他、余ってるとこは先生取りに 行くから。あーもう。だから持ってこんでええっちゅうのに。 はーい。じゃあビデオ始めますよー。窓際の人カーテン閉めて。コラ水谷、 暗いからって喋ってても分かるぞ。ほらほら始まるぞ。


 この花はシャボンの花といって、毎日、日暮れに合わせて花びらを閉じる時に、 ポカンと泡を飛ばすことからそのような名前がついています。 ここにはたまたま一輪しか咲いていませんが、普通は高原に群生する植物です。 おそらく、種が人にくっつくか、鳥にくっつくか等して運ばれたのでしょう。 そもそもシャボンを飛ばす理由はそこにあります。

 シャボンには有種泡と無種泡とがあります。名前のとおり、有種泡とは 泡の中に種が入っています。種はとても軽く、泡の中でプカプカと浮いています。 泡の中で内側の壁に当たる度にプワンプワンと何とも言えない音がします。 泡はとても壊れやすいので、何かに当たると割れてしまいます。 その時、種は泡が壊れるきっかけになった「何か」にくっつくでしょう。 そうして、別のところへ運ばれるのです。

 無種泡とは中に種が入っていない泡で、シャボンの花が無種泡を飛ばすのには 幾つかの説が唱えられているのですが、今のところ、有種泡を飛ばす時のための 練習ではないか、という説が有力です。シャボンの花は生涯に数回(3〜5回)しか 有種泡を飛ばせません。その時に上手く飛ばせるように練習をしているという説です。 よくある失敗は、私達がシャボン玉を飛ばす時と同じように、勢いよく飛ばそうと しすぎてしまい割ってしまう失敗です。シャボンの花は花びらを勢いよく閉じることで シャボンを飛ばすのですが、その閉じる勢いの調節が非常に難しいようです。

 そんな練習をしてくれるおかげで、夕暮れ時にシャボンの高原へ行くと、 一面に広がるシャボンの花の上に、夕焼けに照らされたシャボンが何百と浮かぶ 美しい光景を見ることが出来ます。有種泡が出すプワンプワンという音や、 泡同士がぶつかるポーンという音(たまに泡同士でも勢いよくぶつかると割れて しまいますが)、それと何かに当たって泡が割れる時のプチンという音が あちらこちらから聞こえてきてとても幻想的です。

 あ、もうすぐこの花もシャボンを飛ばしそうですね。静かに見ていましょう…
  (以上、USFTVより)

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